BASIC PCB ASSEMBLY SERIES 1

基板実装の基礎

基板実装の基礎
はんだ合金とはんだ付けの基礎

この講座では、はんだ付けを単なる「金属をくっつける作業」としてではなく、材料・表面・熱・界面反応によって成立する接合技術として学びます。

はんだ合金、濡れ、フラックス、界面反応、代表的なはんだ不良、鉛フリー化による変化まで、基板実装を学ぶための土台を整理します。

LEARNING THEME

はんだ付けを、材料・濡れ・接合のつながりで理解します

基板実装では、電子部品と基板を電気的・機械的・熱的につなぐために、はんだ付けが重要な役割を持ちます。

しかし、良いはんだ付けは、単に「はんだが溶けて固まる」だけでは成立しません。はんだ合金の性質、相手材への濡れ、酸化膜、フラックス、界面での反応、加熱条件などが組み合わさって接合品質が決まります。

この講座では、初学者でも全体像をつかめるように、はんだ付けの基本原理から代表的な不良の見方までを順番に整理します。

COURSE STRUCTURE

講座構成

この講座は、基板実装とはんだ付けの基礎を段階的に理解するための全8回構成です。第1回のみ、同じ音声内容で「初学者向け」と「経験者向け」の2種類のスライド版を用意しています。

タイトル 時間目安 内容
1-A 実装技術における「はんだ付け」とは何か
【初学者向け】スライドが簡易で重要ポイントのみ
約13分 はんだ付けを、部品と基板をつなぐ実装技術として理解する
1-B 実装技術における「はんだ付け」とは何か
【経験者向け】スライドが詳細で、復習・確認向け
約13分 音声内容は同じで、スライド情報をやや詳しくしたバージョン
2 はんだ合金の基本:Sn系合金と融点 約20分 はんだを金属材料として捉え、合金組成と融点の見方を学ぶ
3 濡れとは何か:良いはんだ付けの出発点 約13分 溶けたはんだが金属表面へ広がる意味を理解する
4 はんだ接合の中身:界面反応と金属間化合物 約11分 はんだと相手金属の界面で接合が成立する考え方を学ぶ
5 手はんだ・リフロー・フローの違い 約12分 代表的なはんだ付け方法と管理ポイントの違いを整理する
6 代表的なはんだ不良と見方 約13分 不良を見た目だけでなく、原因と工程のつながりで読む
7 鉛フリーはんだと実装現場の注意点 約12分 鉛フリー化による温度、外観、工程管理の違いを理解する
8 まとめ:良いはんだ付けを成立させる条件 約14分 材料、表面状態、加熱条件、工程管理を総合して整理する

※時間は目安です。第1回の「初学者向け」と「経験者向け」は音声内容は同じですが、スライドの情報量が異なります。

第1回|初学者向け

実装技術における「はんだ付け」とは何か

はんだ付けを、単なる作業ではなく、電子部品と基板を電気的・機械的・熱的につなぐ接合技術として理解します。

【初学者向け】スライドが簡易で、重要ポイントのみを中心に整理したバージョンです。はじめて学ぶ方や、全体像をつかみたい方に適しています。

第1回|経験者向け

実装技術における「はんだ付け」とは何か

音声内容は初学者向けと同じですが、スライド情報をより詳しくし、実務経験者や復習目的の方が確認しやすい構成にしています。

【経験者向け】スライドがやや詳細で、工程・構造・品質のつながりを確認しながら学びたい方に適したバージョンです。

第2回

はんだ合金の基本:Sn系合金と融点

はんだを「金属材料」として捉え、Snを主成分とした合金の考え方、代表的なSn系合金、融点の違いがはんだ付け工程に与える影響を整理します。

この回のポイント:はんだの性質は「何を混ぜたか」で大きく変わります。

第3回

濡れとは何か:良いはんだ付けの出発点

はんだが溶けることと、金属表面に広がって接合へ進むことは同じではありません。この回では、良いはんだ付けの出発点となる「濡れ」の考え方を整理します。

この回のポイント:はんだ付けでは、まず「溶けたはんだが相手の金属表面に濡れ広がるか」を見ることが重要です。

第4回

はんだ接合の中身:界面反応と金属間化合物

はんだ付けは、溶けたはんだが冷えて固まるだけの現象ではありません。この回では、はんだと相手金属の界面で起きる反応と、金属間化合物が接合に果たす役割を整理します。

この回のポイント:強い接合は、界面で起きる反応によって作られます。

第5回

手はんだ・リフロー・フローの違い

同じはんだ付けでも、手はんだ、リフロー、フローでは、熱のかけ方、はんだの供給方法、対象部品、管理すべきポイントが異なります。この回では、代表的なはんだ付け方法の違いを整理します。

この回のポイント:同じはんだでも、加熱方法が変われば品質の作り方も変わります。

第6回

代表的なはんだ不良と見方

未濡れ、ブリッジ、ボイド、クラック、過加熱など、代表的なはんだ不良の入口を整理します。不良を単なる見た目で判断するのではなく、原因や発生工程と結びつけて読むための基本的な見方を学びます。

この回のポイント:不良は見た目だけではなく、原因と工程のつながりで読むことが重要です。

第7回

鉛フリーはんだと実装現場の注意点

鉛フリー化によって、はんだ材料だけでなく、実装温度、外観の見方、工程管理、信頼性の考え方も変わりました。この回では、Sn-Ag-Cu系はんだなどを前提に、実装現場で注意すべき基本ポイントを整理します。

この回のポイント:鉛フリー化は、材料だけでなく工程管理も変えました。

第8回

まとめ:良いはんだ付けを成立させる条件

これまで学んだ、はんだ合金、融点、濡れ、界面反応、実装方法、不良の見方、鉛フリーはんだの注意点を振り返り、良いはんだ付けを成立させるために必要な条件を整理します。

この回のポイント:良いはんだ付けは、材料・表面状態・加熱条件・工程管理がそろって初めて成立します。

LEARNING GOALS

この講座で目指す到達点

  • はんだ付けの目的を、単なる導通ではなく、接合技術として説明できる。
  • はんだ合金、濡れ、フラックス、界面反応の関係を理解できる。
  • 手はんだ、リフロー、フローなど、代表的なはんだ付け方法の違いを説明できる。
  • 未濡れ、ブリッジ、ボイド、クラックなど、代表的なはんだ不良の見方を理解できる。
  • なまりふりー化によって、工程温度、外観、品質管理の考え方が変わることを理解できる。

NOTES

利用上の注意

  • 本講座は、基板実装とはんだ付けの基礎理解を目的とした学習用コンテンツです。
  • 講座内容は一般化した技術解説であり、個別製品・個別工程の品質保証や設計保証を代行するものではありません。
  • 実際の工程条件、判定基準、採用材料、顧客要求については、各社の仕様・基準・合意内容を確認してください。
  • 講座動画、資料、画面キャプチャ等の社外共有、再配布、無断転載はご遠慮ください。

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